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マルチタイミング 横架材プレカットライン+ATC複合加工ライン追加
本機は、ご希望の軸組構造を新しい加工方法で金具工法に対応する新しい考え方を持つプレカットラインです。金具工法において、横架材の能力は側面加工ユニットの効率で決まります。在来工法に比べて端部のドリフトピン穴が多いためです。
弊社では、このたび加工機においてマルチタスク(並列処理)可能なコントローラの開発に成功いたしました。このコントローラと弊社プレカットスケジューリングシステムにより、1ユニット内に複数の本のワークを投入できるようになりました。この機能にて同一ユニットの加工機に対し30%の能力が向上いたします。また、金具工法は進化して新しい金物が開発された場合でもソフトの対応で加工が行えます。
現在使用されているプレカットラインの仕口形状に合わせ、在来工法と金具工法がミックスされた工法の加工が可能です。
本ラインでは、側面加工機の能力を従来の70%の能力向上を行い、上下面の最適加工負荷バランスのために垂木間柱欠きカッタ軸を4軸にすることで、従来不可能であった省スペースで高能率な横架材ラインを構築できます。
またATC複合加工機を横架材ラインから分岐して追加することにより加工能力を落とすことなく特殊形状の加工が可能となります。
加工機の特徴
・マルチタスク制御により加工中ワークの次のワーク投入を行います。
・4軸側面加工機は、モジュール(900〜1000mm)に加工仕口がある場合同時に加工を行うことが出来ます。
・従来型側面加工機の70%UPの加工能を発揮します。
・上下面加工機は、間柱垂木加工用カッタ軸を上下2軸の構成で、加工が300〜500mmピッチにある場合に上下4箇所を同時加工します。
・隅木欠きを桁の中間やアリ加工端に行えます。
・端面加工機では、前端面加工中に後端面加工を行い加工能率をアップしました。
・金具工法の端面スリット軸には、高精度でバリ対策が施されてます。
・ATC複合加工機を追加することにより登り梁、斜め梁、合掌、ケラバ、追掛継手、台持継手などの特殊形状の加工が可能となります。

スペック | ||
ワークサイズ (変更可能) |
全幅(W) | 90〜150mm |
全長(L) | 750〜6000mm | |
全高(H) | 90〜450mm | |
10坪/時間 | 10坪/時間 | |
加工能力 | 15坪/時間・横架材4.5本/坪 | |
木造在来軸組工法 | 切断加工・胴差し・台持ち・あり掛け・ あり継ぎ・ 大入りあり掛け・かま継ぎ・大入りかま継ぎ・茶臼・兜あり垂木欠き・間柱欠き・火打ち彫り・中間火打ち彫り・ヌキ穴・合欠き・ダボ(角穴)・ほぞ穴・あり掛け(柱)・印字(付け番地) | |
木造在来軸組工法特殊加工 | 登り蟻・登り兜蟻・登り桁差・登り胴差・登りホゾ穴・登り掛り蟻・母屋欠き・登り梁渡り顎・斜め蟻・ケラバカット・隅谷木端部加工・隅谷木梁大入・追掛継手・台持継手・合掌 | |
金具工法 | クレテック・テックワン・HS金物・ロケット・スタンダード等々の金物(木口スリット加工・ボルト穴加工・ボルト穴座グリ・垂直スリット加工・ホゾパイプ穴加工)・印字(付け番地) | |
金具工法(登り梁) | クレテック・テックワン・HS金物・ロケット・スタンダード等々の登り金物(登りスリット加工・登りボルト穴加工) |